チュートリアルとは、「トレガーの個人指導」のようなものです。
その個人指導を行うのがチューターです。
トレガーのスチューデント、プラクティショナー(有資格者)は、このチュートリアルにより、技術チェック、スキルアップを図ることが出来ます。
また、資格取得の過程で、次のステップのコースに参加するための資格認定。
プロとしてトレガーを有料で仕事とすることが出来るプラクティショナーになるための視覚認定もチューターが行います。
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チューターになるには、彼女のコースを受ける必要があります。
日本にはトレガー・チューターが、まだ二人しかいません。
さかもとは、そのうちの一人。
だいごも、ただいまチューター・トレーニングを開始しています。
【チュートリアル120%活用法】
チュートリアルは、トレガーのスキルを向上させるための洗練されたシステムです。
でも、せっかくのそのシステムも「資格取得や維持のための義務」と捉えると、技術向上には結びつきません。
以下に、ちょっとしたアドバイスを記します。
これにより、チュートリアルを有効に生かしていただければと思います。
(1)スチューデントの場合:
10~15人の練習セッションをしたら、1回はチュートリアルを受けるというのがいいでしょう。
10人もやると技術も安定しますし、同時に個々のクセもある程度固まります。
疑問も明確になり、新しい技術の必要性もイメージがはっきりしてきます。
その時期に、チュートリアルを受けることで、自分のニーズとウォンツを充分に満たすことが出来るのです。
(2)プラクティショナーの場合:
ご自分のセッションの中で疑問がわいた時、例えばクライアントにうまく対処できなかった時などにチュートリアルを活用されることをおすすめします。
トレガーでの臨床経験を重ねるにつれ、思わぬところで自己流になったり、原則から外れてしまうこともあります。
資格を取ってしまうと、技術をチェックしてもらう体験は激減します。
練習でこそ、相手は自分の至らないところを指摘してくれますが、クライアントは大抵の場合、何も言ってくれません。
セッションに気にいらない点があったら、ただ離れていくだけです。
ご自分では気がつきにくい点をチェックするチュートリアルという制度は、うまく利用すれば大変役に立つものです。
(3)そして、すべての方に:
チュートリアルとともに、質のよいセッションを定期的に受けてください。
うまくなるために、スキルアップを図るために「トレガーを練習する」ことは、当たり前。
誰もが、それを知っています。
しかし、それだけでは、実は不充分なのです。
練習とはアウトプット、それのみを続けていては、新しいステップに進むのは至難の業です。
インプットなしではいずれ自分の中身は枯渇してしまいます。
特に資格を取ると、忘れがちなことですが、よいセッションを受けるのはプロとしての必須事項。
自分の身体のケアとしてももちろんですが、新しい情報をインプットするためには、必要不可欠なことなのです。
「コースを受ける」「チュートリアルで学ぶ」だけでは、生きた情報を身体に染み込ませるには、残念ながら不充分です。
ぜひ、定期的によいセッションを受ける習慣を身につけてください。
特にプロの方には、忘れてもらいたくないことです。
物を売る商売だったら、仕入れをなしに仕事を続けることは出来ません。
ボディワークでもそれは同じこと。
自分がよいセッションを受けることなしには、クライアントに受け取ってもらえるものもなくなってしまいます。
場合によっては、“自分の身体を削って”セッションをする羽目になりかねません。
ぜひ、自分自身によいセッションをプレゼントすることを、怠らないでください。
チュートリアルを受けてくれた方からの感想です。
土曜日はありがとうございました。
これは毎回思うのですが、やっぱりチュートリアルを受けるのは大事だと改めて思いました。
あの後、妹の家に泊まったので、昨日は妹を実験台にして早速教えて頂いたことを復習しました。
ボディの持ち方、何となく判った気がします。
力を入れずにボディを持つための体の向きや手の位置など、具体的に教えていただいてとても有益でし た。
ルカが繰り返し「重さを感じる」と言っていたことと、トレガーのテーブルワークが自分の中でつながりました。
坂本さんにワークをして頂いたおかげで、腰がとても楽になり歩きやすくなりました。
今度はセッションも是非受けさせて頂きたいので、よろしくお願いします。
母も連れて行ってあげたいと思っています。 (Jさん)
先日はチュートリアルありがとうございました。
とても、わかりやすくて勉強になりました。
是非また伺わせていただきますのでご指導のほどよろしくお願いいたします。 (Sさん)
身体の使い方がタッチに与える影響にビックリしました。
優しく触れるためには、自分がらくにあるのが本当に大事なんですね。
ありがとうございました。
これからは、自分の身体をもっと意識するようにします。 (Hさん)